東方深秘録ボスのキャラ名
「宇佐美菫子」
はなんと読むでしょう?
宇佐美・子は良いとして、一つ馴染みのない漢字が混じってますね。
「うさみすみれこ」
と読みます。
菫はそこらへんに生えてるお花のことです。
ちなみに菫の花言葉の一つに「白昼夢」という意味があるのですが、
これは彼女が夢を伝って幻想郷を行き来していたことが由来と考えられます。
このように東方Projectでは、学校では習わない「難読漢字」が多く使われています。
今回はそんな東方Projectに登場する難読漢字をシリーズごとにピックアップして読み方&由来の解説していきます。
間違えて覚えないようにきっちり学んでおきましょう!
※元ネタ解説はあくまで予想であり、明確な根拠を持っている訳ではありません。予めご了承ください。
・主な引用サイト
1.東方輝針城の難読漢字
・赤蛮奇
東方輝針城2面ボスキャラ名
「せき ばんき」と読みます。
「赤」は中国の小説(志怪小説)『捜神記』が元ネタだと予想しています。
作中には「赤」という人物が登場し、親の仇のために自ら首を切り落とし生首になるシーンがあるので、その姿が首が飛ぶ彼女のモチーフになったと考えています。
「蛮奇」は中国の妖怪「飛頭蛮」から「蛮」の字を取ったもの。
「奇」は調べても分からんでした。奇妙だから?
・九十九弁々(八橋)
東方輝針城4面ボスキャラ名
「つくも べんべん(やつはし)」と読みます。
「九十九」には色んな意味が込められていますが、ここでは付喪神が該当すると考えられます。
付喪神は長い年月を経た道具に精霊が宿るという日本古来の考え方の一つです。
ちなみにその年月というのは使い始めてからちょうど100年。
でも100年経った道具が精霊になったら道具として使い物にならないじゃないですか。
だから当時の人は100年に到達して精霊になる直前、つまり99年経った道具は捨てていたのです。
「あと1年で精霊になれたのに‥。」
捨てられた道具はムカつくわけですね。
なんで人間側の都合で精霊になれるチャンスを目の前で潰されなあかんねんと。
そんな九十九年分の恨みや怒りが爆発し、最終的に彼らは「付喪神」改め「九十九神」になると伝えられています。
つまり99年経った時点で精霊やら妖怪になるのは確定していると。
じゃあ100年使ったれよと思いますが、そこはある種の「ユーモア」ということにしておきましょう。
2.東方紺珠伝の難読漢字
・鈴瑚
東方紺珠伝2面ボスキャラ名
「りんご」と読みます。
製作者のZUNさんが月のウサギの名前は共通して中国っぽい雰囲気にしているそうです。
鈴仙しかり、清蘭しかり。
だから鈴瑚も特別意味が込められているというよりは、語感が優先された名前だと予想しています。
あと鈴瑚(りんご)と言えばウサギですから。
3.東方憑依華の難読漢字
・依神女苑(紫苑)
東方憑依華ボスキャラ名
「よりがみ じょおん」と読みます。
「依神」は物に神が憑依する「依代」が元ネタと考えられます。
妹の「女苑」はキク科の植物である「姫女苑(ヒメジョオン)」。
姉の「紫苑」は同じキク科の植物である「春紫苑(ハルジオン)」がおそらく元ネタです。
どちらも花の形状が似ており、非常に繁殖率が高い厄介者。
ちなみに春紫苑は通称「貧乏草」とも呼ばれており、貧乏神の彼女にぴったりの名前です。
5.東方天空璋の難読漢字
・東方天空璋
「とうほうてんくうしょう」と読みます。
「璋」は 圭(ケイ)をたてに半分にわった玉製の笏(しゃく)。宗廟(ソウビョウ)・山川の祭りで、香酒を注ぐのに用いる玉製のもの。
とあるけど意味が分からんでした。
原神の鍾離先生が出すシールドは「玉璋」というらしい。
改めてよく分からん。
・希望の星は青霄に昇る
東方天空璋1面道中曲名
「きぼうのほしはせいしょうにのぼる」と読みます。
「青霄」は青い空のこと。
漢検一級レベルの字です。読めなくてOK。
・高麗野あうん
東方天空璋3面ボスキャラ名
「こまの あうん」と読みます。
「高麗野」は「高麗犬」→「狛犬」が元ネタ。
高麗(こうらい)から伝わったので高麗犬と書いてたそうです。
・丁礼田舞・爾子田里乃
東方天空璋5面ボスキャラ名
「ていれいだ まい」・「にしだ さとの」と読みます。
同作6面ボスのモチーフである「摩多羅神」の側にいる二人の童子「丁禮多(ていれいた)」と「爾子多(にした)」が元ネタです。
・摩多羅 隠岐奈
東方天空璋6面ボスキャラ名
「またら おきな」と読みます。
なぜ隠岐なのかは不明ですが、おそらく同じ地域に位置する「八雲(出雲)」と同じ幻想郷の賢者である「八雲紫」に因んでいるんじゃないかなと。
あと完全に悪口だけど、八雲紫がババアなら対比する摩多羅隠岐奈はジジイだよね。
ジジイ→隠岐奈→翁(おきな)
もちろん冗談ですよ。
今回はここまで
どうもシリーズ第三弾です。おそらく次がラストです。
前のシリーズがまだの人はぜひご覧ください。
また元ネタの解説はあくまで予想であり明確な根拠があるわけではないので、間違っていたとしても許してください。なんでもしますから。
それでは