はじめに
冒頭でも説明しましたが、今回は道中+αの曲を紹介していきます。ボスキャラの曲は一切紹介しません。
ボスキャラの曲が知りたいという方は、下記の記事で紹介していますのでそちらをご参考ください。
それでは始めていきます。
- はじめに
- タイトル:不思議なお祓い棒
- 1面道中:ミストレイク
- 2面道中:運河を行き交う人妖
- 3面道中:満月の竹林
- 4面道中:マジカルストーム
- 5面道中:空中に沈む輝針城
- 6面道中:針小棒大の天守閣
- EX道中:魔力の雷雲
- エンディング:小槌の魔力
- スタッフロール:不思議な不思議な道具達
- 終わりに
タイトル:不思議なお祓い棒
タイトル画面のテーマです。
いつも通りですが、今回アップテンポの曲が多いので
タイトル画面ではしっとりとするように作るつもりでした。それはどうかな?
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
ピアノ主旋のメロディアスなタイトル曲。
タイトル曲なのにメロディがよく歌う歌う。
踊れる曲も良いけど、たまにはエモーショナルに口ずさめる曲も乙なものです。
1面道中:ミストレイク
1面のテーマです。
1面という事で、ちょっとインパクトのある曲にしました。
どういう原理で湖に常に霧が立ちこめているんでしょうねぇ。
魚は棲んでなさそうですが、意外と色んな妖怪が棲んでいる
みたいです。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
何回か言ってるんですけど、個人的に道中曲ランキングを作るとしたら間違いなく上位3位に入るレベルで好き。
メロディがBad Apple!!に似てるという意見も多いんですけど、ぶっちゃけそんなのどうでもいい。クソどうでもいい。
大切なのはワクワクするかどうかだ。
ポップすぎず、かといって厳かでもない。この冒険心をくすぐる絶妙なテンポは、幼い頃プレイしたFF3のFC音源を想起させます。
一面曲はこういうので良いんだよ。
2面道中:運河を行き交う人妖
2面のテーマです。
1面ののほほん感とはうって変わって中二っぽい
妖怪なので少し意識しました。一定のビートで淡々と進む感じが出ているかなと。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
2面道中にしては緊張感のあるメロディですが、どこか可愛らしい雰囲気が漂っているのはまさに2面らしいというか、実家のような安心感がありますね。
曲全体の雰囲気は神霊廟のそれに近いかな。妖しくて美しい。
そして絶妙にコメントがしづらい。
3面道中:満月の竹林
3面のテーマです。
竹林で満月ですよ。
いつの間にか迷いの竹林は月を崇める妖怪の聖地に
なっていたんですね。
曲も永夜抄のアレを意識しました。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
満月と竹林だけで永夜抄をイメージしてしまうあなたは立派な東方ファンです。
妖しくとも疾走感溢れる永夜抄のような曲調に、ロックなエレキギターをふんだんに取り込んだ革命曲。まさに輝針城にふさわしい一曲ですね。
輝針城は他の作品と比べて圧倒的にエレキギターの使用率が高いので、日常に満足していない、なんとなく世界をぶっ壊したいと考えている人におすすめ。
4面道中:マジカルストーム
4面のテーマです。
不気味かと言えばそうでも無く、明るいかと言えばそうでも無い。
ちょっと不思議な浮遊感を出してます。
嵐の割にはフワフワしているし……。
文字通り足が地に着かない感じですね。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
どことなく不気味な曲入りですが、全体の雰囲気はもっと荘厳とした真面目で不思議な曲です。
最近の東方曲はポップで踊れる曲が多くなりましたが、個人的にはこういったフワフワとした妖しい曲の方が好みですね。
ああ、自分も少しずつ懐古厨の道を歩みつつあることに気づいてしまった…。
5面道中:空中に沈む輝針城
5面のテーマです。
大きな意味も無く、切ない感じの曲にしました。
切ないメロディだけど軽快なリズム。
こういう曲が流れると終盤だなーって感じます。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
基本的に5面は6面の従者が控えるステージなので、曲もヒリヒリとした緊張感に包まれることが多いのですが、今作は主従関係も無いため普段とは毛色の違った曲調です。
切ない。特別に耳に残るようなメロディもなく、ただただ軽やかに切ない。
BGMとしては非常に優秀ですが、東方の、しかも5面の曲としてはもう少し印象に残りやすい曲の方が個人的には好みですね。
まあ5面のボスが曲・弾幕ともにクセものですから、ある意味バランスのとれた曲調と言えるかもしれない…か…?
6面道中:針小棒大の天守閣
6面のテーマです。
何だか少し焦る感じを出してます。
ここからラスボス、エンディングと3曲同じメロディにして、
今作の共通のテーマっぽくしてみました。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
うおお…めっちゃ小物やん。って印象を与えるピコピコ音ですが、実はとんでもない力を持ち合わせているんだよと感じさせる全体の緊張感が見事。
まさに「小物妖怪によるレジスタンス」という今作のテーマに即した曲であり、これまでの1~5面の曲はその布石でもあったのです。
テーマ性を持った6面曲はかなり珍しいので、これを機に聴き込んでみるのもありですよ。
EX道中:魔力の雷雲
エキストラステージのテーマです。
抵抗なくさらっと流れる感じの王道の道中曲です。
実はあちこちに東方らしいエッセンスを散りばめてます。
それに深い意味はありません。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
輝針城の曲はどれも従来の東方曲に当てはまらない異質感があります。
EXにおいても例外ではなく、基本的に変なメロディが売りのEX曲ですが、輝針城はその逆。4面あたりにふさわしい王道の道中曲です。
これが良いか悪いかは個人の好みによりますが、作品のテーマによって全体の曲調が変わっていくのは面白いですね。
エンディング:小槌の魔力
エンディングのテーマです。
終盤はラスボスのテーマで纏めてみました。
それぞれ違ったイメージになるんじゃないでしょうか?
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
6面曲のピコピコ音を無くして、全体的に切ないバラード調な曲にアレンジしています。
一般的なエンディング曲は主人公の目線で作られますが、東方はボスの曲をアレンジするので、なんとなく敵の敗北がテーマとして盛り込まれている気もするんですよね。
そう思うと少し切ないというか、これに懲りずレジスタンス頑張れって応援したくなる(他人事)。
スタッフロール:不思議な不思議な道具達
372東方輝針城 スタッフロール【原曲】不思議な不思議な道具達
スタッフロールのテーマです。
タイトルの曲のバージョン違いです。
正直最初から、どっちかっていうとタイトルじゃなくて
エンディング寄りの曲だと思ってました。
よく見るとスタッフの表示と曲のタイミングがぴったりですよ。
(出典:東方輝針城 Music Roomより)
あぁ〜良い。これは良いと思います(小並感)。
タイトル曲のポテンシャルをそのままに、毛色の異なる新しい名曲が誕生した瞬間を目の当たりにしました。
王道で始まり王道で締める。名作と呼ぶにふさわしいスタッフロールです。
終わりに
いかがだったでしょうか。
道中曲はキャラのテーマ曲ではないので、どうしても影が薄くなりがちですが、曲としてはむしろボス曲よりも聴き応えのある曲が多い気がします。
興味を持ったらぜひ、ボス曲以外の原曲も聴き漁ってください。
当ブログでは他にも多数の音楽系記事を掲載していますので、興味がありましたらぜひご覧ください。
それでは