はじめに
冒頭でも説明しましたが、今回は道中+αの曲を紹介していきます。ボスキャラの曲は一切紹介しません。
ボスキャラの曲が知りたいという方は、下記の記事で紹介していますのでそちらをご参考ください。
それでは始めていきます。
- はじめに
- タイトル:妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal
- 1面道中:無何有の郷 ~ Deep Mountain
- 2面道中:遠野幻想物語
- 3面道中:ブクレシュティの人形師
- 4面道中:天空の花の都
- 5面道中:東方妖々夢 ~ Ancient Temple
- 6面道中:アルティメットトゥルース
- EX道中:妖々跋扈
- Phantasm道中:妖々跋扈 〜 Who done it?
- エンディング:春風の夢
- スタッフロール:さくらさくら ~ Japanize Dream...
- 終わりに
タイトル:妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal
115東方妖々夢 タイトル【原曲】妖々夢 ~ Snow or Cherry Petal
タイトル曲ですから、しんみり。
幻想郷に降り注ぐは、雪か桜か。
そういう思いをこめた曲名です。
(おまけ.txtより)
明るくもなければ暗くもない。妖しい妖しい夢のような曲です。
タイトル曲なので普段は3秒くらいしか聴かないでしょうが、ちゃんと聴いてみると結構良い曲ですよ。40秒あたりからサビなのでそこまで飛ばして聴いてもよし。
1面道中:無何有の郷 ~ Deep Mountain
116東方妖々夢 1面道中【原曲】無何有の郷 ~ Deep Mountain
1面テーマです。
曲名(何か有るという事が無い)通り、手付かずの自然をイメージしてあります。
でもそこはそれ、個人的に異様に癒し系だったりするのも嫌ですので、
小気味良い程度の軽快さに仕上げました。
でも、爽やかさは皆無です(^^;
(東方妖々夢 Music Room より)
しっとり落ち着いたイントロから、跳ねるようなピアノメロディという王道の曲構成です。手付かずの自然というイメージは、失われた記憶の中の自然=つまり幻想郷をイメージしているとも言えるのではないでしょうか。
最近はEDMやらヒップホップやらと、人工的で機械的な曲が流行っていますが、たまにはこういう自然をイメージしたリラックスできる曲を聴いて欲しいですね。
あれ?ゲームのBGMってこういうのだっけ?
2面道中:遠野幻想物語
2面テーマです。
これはー、変な曲です。はい。
民族色高い曲を創る予定だったのですが、落ち着きすぎて中途半端に民族風。
曲名通り、遠野郷をイメージしています。
昔は日本にもこんな所が存在したんだなぁ、程度にレトロなメロディにしてみたつもりです。
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
まさに一つの物語のような多彩な曲の展開に耳が引き込まれます。
普通ゲームのBGMって同じメロディの繰り返しなので、それこそ1分とかで飽きがきてしまうのですが、この曲は本当に最後まで飽きないです。こうして久しぶりに聴いても分かる。これは名曲です。
そういえば昔、この曲のタイトルの元ネタとなっている柳田國男の『遠野物語』という作品を読んでみたのですが、3ページでギブアップしました。また挑戦してみようかな。
3面道中:ブクレシュティの人形師
3面テーマです。いきなりもう終盤か?と感じさせる曲ですね。
実は、今回体験版を先行発表するので、中途半端な体験版にしない為に
ゲームの1回目の節目を3面に持って来る事にしました。
なので、若干シリアス目な曲を目指してみました。
とはいいつつ、実は最も昔の私っぽい曲です。
その為、多分そう感じるのは私だけでしょうが、懐かしさを覚えます。
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
アリスの見せ場その1です。人形遣いとして有名な彼女ですが、本来は七色の魔法使いでもあることが3面の道中で明らかになります。
失礼。曲の話をします。
ちょっぴりしんみりとしたイントロを聴いた途端「ラスボス前かな?」と勘違いしますが、その後の軽やかなピアノメロディ聴いて安心(?)します。またこの絶妙に盛り上がり切らないテンポが、いかにも道中曲っぽくて良いですよね。
他の作品でもそうなのですが、3面の曲は分かりやすく良い曲が多いので、好きな曲を探す時は3面道中を中心に聴くと良いですよ。
4面道中:天空の花の都
中ボス:春告精(リリーホワイト)
4面テーマです。和風より中華風。過激で素敵な雲の上です。
4面から、ようやく本当の妖々夢の始まりとなっている為、
4面だけ圧倒的に長いステージになっています。
かつて、こんなに激しくも切ない曲で成層圏(そんなに高くありません)突入があっただろうか。
西遊記をイメージして作曲しています。全然関係無いけど。
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
これまでの雰囲気が一気に変わります。4面の始まりの曲はさながら甲子園のサイレンのような緊張感を与えてくれますね。
明るく果てしない希望に満ち溢れた何かを感じる人もいれば、遠くて遠くてとてもじゃないけどたどり着けない諦観に似た何かを感じる人もいるのではないでしょうか。僕は後者です。
正直、このステージから弾幕の圧力が段違いに強くなるうえ、リリーホワイトとかいう春を告げると同時に、本気でプレイヤーの残機を落としにかかってくる春の嵐みたいな妖精が出てくるので、ほとんどの人は曲が耳に入ってないと思います。
ぜひ、これを機に聴いてみてください。
5面道中:東方妖々夢 ~ Ancient Temple
124東方妖々夢 5面道中【原曲】東方妖々夢 ~ Ancient Temple
5面テーマです。
精一杯の日本人に根付く懐かしさと、
ほんの一寸の何者かが迫り来る焦燥感を出してみました。
遠くに聞こえる笙の様な音と鐘の音が、
なんとなくあの世をイメージします。私だけ?
(東方妖々夢 Music Room より)
妖々夢の表題曲(サブタイは違うけど)です。アルバムでいう特に聴いてほしい曲の一つでもあるので、これだけでも聴こう。
下手したらタイトル曲なんじゃないかと勘違いされるくらい落ち着いたテンポとメロディが特徴的ですが、全体に漂う緊張感や焦燥感はやはり5面ボスの手前の風格です。
個人的にサビのメロディの裏に混じっている鐘の音がお気に入りです。 曲のメリハリというか、ここまでメロディアスな曲が多かったので、また一つでステージが変わったなという印象を持たされます。
そしてやってくる妖夢ちゃん。半人前ですが普通に強いです。
6面道中:アルティメットトゥルース
最終面のテーマです。
最終面はボスを中心にするために、道中はただのつなぎです。
曲もえらく短い曲ですが、割と爽やかで気持ちいい曲です(多分)
ステージは、桜の海の上を高速で駆け抜けるイメージを想定していましたが、
曲の方もそんな感じになったでしょうか?
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
5面で妖夢に切り刻まれた後に聴くと沁みます。心と傷口が。
曲からは疾走感というより、アタフタと忙しない印象を受けます。多分当時の心情がリンクしていますね。
個人的に6ボス手前は静かにして欲しいといつも思うのですが、初期の作品は気持ちをはやらす曲が多いので困ります。あああああああああああああ(ボム消費)。
EX道中:妖々跋扈
エクストラステージのテーマです。
東方に珍しい疾走感の強い曲(か?)です。
ステージを見れば分りますが、テンポとノリが重要なイメージになっています。
途中で曲調が112°程変換されますが、
そこからがエクストラの始まりだと思ってください(笑)
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
これまた忙しい曲です。しかも、橙が本気の弾幕を放ってくるので普通に弾幕も難しいです。
名前通り妖怪たちが跋扈(思うままにのさばること)しているような曲です。良く言えば自由。悪く言えばまとまりのない感じですね。さらには派手な転調やトランペットのサビメロディなど、道中曲というより橙のボス曲その2といった印象が強いです。
Phantasm道中:妖々跋扈 〜 Who done it?
131東方妖々夢 Phantasm道中【原曲】妖々跋扈 ~ Who done it!
???のテーマです。
妖々跋扈の裏バージョンです。
曲は殆ど変化はありませんが・・・
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
大体さっきと同じ。こちらの方が緊張感がありますね。余計にボスっぽいです。
エンディング:春風の夢
エンディングのテーマです。
・・・だから、暗いってばさ。いたって平和な日常ですよ
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
忙しない非日常が終わり、穏やかな日常が始まる。
白銀の悪夢が去り、桜色の吹雪が吹く。
待ち焦がれた春を予感させる穏やかなBGMです。お疲れ様でした。
スタッフロール:さくらさくら ~ Japanize Dream...
134東方妖々夢 スタッフロール【原曲】さくらさくら ~ Japanize Dream...
スタッフロールのテーマです。
童謡「さくらさくら」をイメージした曲です。
割とすっきりする曲だったりします。
(出典:東方妖々夢 Music Roomより)
桜の季節を予感させる爽やかなスタッフロールです。
桜は綺麗なんだけど花粉がね…今年は多いそうですよ。
終わりに
いかがだったでしょうか。
道中曲はキャラのテーマ曲ではないので、どうしても影が薄くなりがちですが、曲としてはむしろボス曲よりも聴き応えのある曲が多い気がします。
興味を持ったらぜひ、ボス曲以外の原曲も聴き漁ってください。
当ブログでは他にも多数の音楽系記事を掲載していますので、興味がありましたらぜひご覧ください。
それでは